これが誤解であることは、スポーツ漫画などでもよく描かれていますのでご存知の方が多いとは思いますが念のため。
呼吸が続かなくなった主人公に、「吸おうとするな!息を吐くんだ!そうすれば自然と入ってくる!」とコーチがアドバイスするシーンはよく有りますよね。
💨 呼吸の基本メカニズム
- 胸式呼吸でも腹式呼吸でも、肺の中の空気は「吐いて、吸って」の入れ替え運動で循環しています。
つまり…
👉 しっかり吐ききらないと、ちゃんと吸えない!
肺の容積を一度きちんと減らす(=吐く)ことができないと、
新しい空気を取り込むスペースができないんです。
😵💫 息が浅くなるってどういうこと?
たとえば、長文を読んでいて小刻みな呼吸を続けていると…
- 肺の中のごく一部しか空気が入れ替わらない😥
- 古い空気が居座っているので、いくら吸おうとしても新しい空気が入る余地がない
- これがまさに「息が浅くなる」という状態です
🧠 実は「酸素不足」じゃない⁉
ここが驚きのポイントです👇
人間が「息苦しい」と感じるのは酸素が足りないからではなく、
二酸化炭素(CO2)が多すぎることを感知しているのだそうです!
💡 吸気中に酸素が不足していても、
人間の体はそれを直接的には感知できないとされています。
だからこそ――
古い空気(=CO₂が多い)をちゃんと吐き出すことが重要!
肺の中に発声用の空気をため込んでおくだけではダメで、
どんどん新しい空気と入れ替えないと息苦しくなるんですね💨✨
でも…実際には空気の入れ替えなんかしている時間は無い!ことが往々にしてあります。
- 📖 ナレーションは待ってくれない!
- 🎙️ セリフの途中で息継ぎなんてできない!